韓国社会で最大のタブーは「親日」である。
ひとたび親日派のレッテルを貼られた者は
民族の裏切り者として、あらゆる手段で
社会的制裁が加えられる。恐ろしい話だ。
親日的発言といっても、それは政治家や
政府によるものに限られない。
客観的な根拠に基づいた研究者による発言などにも、
その刃が向けられる。たとえば2004年に
「慰安婦の強制連行」を否定したソウル大学経済学部の
李栄薫教授は、社会的な非難を受け、
慰安婦達の前で土下座させられた。
さらにその2年後、これまでの歴史観に囚われない
新しい歴史教科書を作ろうと開催されたフォーラムで、
それに反対する暴力勢力から殴る蹴るの暴行を受けた。
少し前には、「日本統治時代は良かった」と発言した老人が、
怒った若者に殴り殺されるという惨事も起きた。
韓国社会では、日本を肯定する発言は、
それが事実であっても暴力によって
封じ込められるようだ。これではどこかの国と同じだ。
到底民主国家とはいえない。
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